筑波大学大学院に留学したミャンマー人の日本滞在体験記

コロナ、ミヤンマー

コロナで来日を待ちぼうけのミャンマー人のこと(1)

   今年はコロナで色々な問題がありました。世界でコロナが流行り始めた今年初めの時は4~5ヶ月ぐらいで終ると思いましたが、ミャンマーでは9月ごろから急速に広まり全国的な問題になりました。12月19日 ミャンマーにおける新型コロナウイルス(COVID-19)感染者・死亡者数の推移 WHO(世界保健機関)発表資料より[COVID-19 Report] (jpmarket-conditions.com)

コロナウイルスミヤンマー

   私はヤンゴンに住んでいます。ミャンマーでコロナ第一波の時は、皆ステイホームを守りましたが、第二派の時は多くの人が生活のために外出をしてしまいました。ミャンマーの日本世界※の人達にその時どういうことが起こっていたかご紹介します。(※ミャンマーで日本語を使って生活している人を日本世界の人とよびます)

目次

1.私のこと

2.知り合いのこと

3.オンライン授業

4. まとめ

1.私のこと

   今年三月に私は来日して働くCOE(在留資格認定証明書)が発行されたので、四月ごろには日本に行けると思っていました。しかし12月になる、今だに来日できません。私は日本語を教えて生活していますから、コロナのために対面による授業が出来なくなり生活費の問題が発生しました。第二波の時から日本語学校の人たちはオンライン授業をはじめました。私はオンライン授業を始めてもすぐに日本にいくので生徒に迷惑が掛かるとおもい、新しいクラスは始めませんでした。いつまで待っても日本へ行くことが許されなかったので、単発の授業を持ちましたが、不安定なこの期間は精神的にも大変でした。

コロナウイルスの困ること

           

   日本に本当にいけるか行けないか、いつ行けるのかというはっきり分からない状況で毎日過ごしています。飛行機のチケットは買ってもらってありますが、本当に行けるのかは予断を許しません。

ミャンマーはいまでも毎日新たに千人以上の感染があるので、日本政府ははミャンマー人の来日を禁止するかもしれません。日本で働くビザをすでにもらってるミャンマー人の皆は私と同じ気持ちだと思います。いつ本当にいけるか、ただ不安な気持ちで待ち続け、仕事も中途半端でだんだん生活が苦しくなります。

2.知り合いのこと

ヤンゴンにある日系企業に働く友達は、コロナ第一波の時に解雇になり地元に帰るかヤンゴンで求職するか悩みました。ヤンゴンでの求人は30才以下なら仕事がありますが、年齢が高くなると仕事があまりありません。この人は日本に行って働いたことがあるので、もう一度日本へ行こうと考えていますが、ミャンマーには本当に仕事がありません。

コロナで仕事がありません

            日本語のツアーガイドの仕事をしている友達も仕事がなくなりました。ミャンマーでは観光の仕事もあと2年は回復しないでしょう。こういう人もミャンマーでは絶望的に仕事がないので日本で仕事を探したいと考えています。

コロナの第一波の時に給料が半減した人も、第2波では30%の給料になり生活費が足りない悲痛な声が出ています。ある会社は今月の給料を払えず、働く人々は怒っていたそうです。ミャンマーはただでさえ仕事が少ないので、この状況がいつまで続くのかは日本語を話す仕事をする人たちにとって死活問題です。

3.オンライン授業

日本語オンライン授業が増えてきたのはコロナのおかげだと思います。授業料も安いクラスも多いので、お金の心配をしないで日本語の勉強ができるようになりました。本当に勉強をする気がある人たちにはオンライン授業の普及はよい機会になったとおもいます。

日本語オンライン授業

            実習生として日本へ行く人たちにオンラインで日本語を教えている先生は、全生徒に注意を払えないし、質問に生徒がちゃんと答えないなど不便だといいます。一部の学生たちはオンラインより学校に通いたいので、いつから通学を再開するかと何回も先生に質問するそうです。実習生候補者たちは採用する日本の会社から勉強しなければならないといわれているので、日本語の勉強をやめるわけにはいきませんから、不便な中での日本語学習は大変です。            

4.まとめ

   始めはコロナで休みができてよかったと一瞬思いましたが、このように長期化すると将来が不安になります。友達とも将来が不安だから尼さんになってしまおうかと相談までしました。でも困っているのは私一人ではないので、我慢して辛抱してもう少し待とうという気持ちで過ごしています。

著者 テッテアウン